注目されるリードエンジニア


IT業界の仕事は広範囲に及んでおり、エンジニアの種類も増加しています。その中で注目されているのが、リードエンジニアの存在です。リードエンジニアとは、エンジニアをチームとしてまとめ、リーダーとなる存在のことを言います。ちなみにリードエンジニアは、テックリードと呼ばれることもあります。

リードエンジニアの主な仕事内容の一つは、全体を俯瞰してプロジェクトの設計を考え、開発をリードすることです。エンジニアはそれぞれの専門分野を持っていますが、個々のエンジニアが自分の良さを発揮してプロジェクトに貢献できるようにするには、それぞれの特性やスキルを把握して、チーム内に適正に配置する必要があります。そして、その場その場にあった適切な指示を出すことで開発を正しい方向に導いていくのが、リードエンジニアの仕事です。こういう仕事に心惹かれるなら、リードエンジニアの仕事内容についてもっと詳しく調べてみましょう。

アメリカなどでは地位が確立されているリードエンジニアは、日本ではあまり認知度が高くありません。ですが、高いITの知識や技術を持ちつつ、チームを引っ張る力も併せ持つリードエンジニアは、たとえ名前の面では認識されていなくても貴重な存在であることは間違いありません。リードエンジニアになるためには、自分のチームのコード品質を良い状態に維持する力や設計能力など、ITに由来したものだけでなく、リーダーとしての慕われる人間性も必要になります。単に自分の意見を押し付けてついてくるように促すのではなく、共に働く人たちのモチベーションを上げていく存在になることが大切です。